ボーリングによる地質調査の結果、約19m以深に支持層となる砂礫層が確認されています。その支持層にアースドリル拡底工法による杭を支持層まで23本打ち込み、建物を強固に支持します。
隣住戸との間の戸境壁はコンクリート厚約200・250㎜を確保。テレビやオーディオなどの生活音を軽減します。また、鉄筋を二重に組むダブル配筋を採用。シングル配筋よりも高い強度と耐久性を実現します。(一部乾式耐火遮音間仕切壁採用)
帯筋には溶接閉鎖型鉄筋を採用。帯筋とは柱の主筋に直交するように配筋する鉄筋です。帯筋の形状に柱の剪断破壊に対する耐力の高い溶接閉鎖型(つなぎ目を溶接したもの)を使用することで、耐震性に配慮した構造体をつくります。(一部除く)
(住宅性能表示制度による「設計住宅性能評価」等級)
※劣化対策等級とは構造躯体等に使用する材料の交換等の大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するための必要な対策の程度のことです。
※表示性能は部材自体の単体性能であるため、実際の住宅内での性能とは異なる可能性があります。
寝室(居室)に面したトイレやパウダールーム、浴室の間仕切り壁はボード二重貼としています。さらに、寝室(居室)に面した水まわりの排水管もフネンパイプ(VP)に吸音ウレタンフォーム+遮音性シートの6層構造にするなど、生活排水などに対する音にもきめ細やかな配慮を行っています。
コンクリート強度は36〜39N/m㎡※1以上。水セメント比の基準と鉄筋かぶり厚さの基準をあわせて住宅性能表示の劣化等級3※2の基準に該当しています。※住棟の構造躯体のみ、杭・外構は除く。
※1)1㎡あたり約3,600〜3,900tの圧縮に耐えられる強度。
※2)劣化等級3は、住宅が限界状態に至るまでの期間が3世代(75~90年)以上となるための必要な対策がなされていること。
床は直床工法ではなく、床全体を浮かせ振動を吸収する防振ゴムを装備。遮音性・保温性・防湿性を高めました。また、天井スラブと天井の間に空間を設け電気配線を収めています。